もともと読書が趣味の私ですが、5歳1歳の子育て中のいま、
忙しい育児の息抜きは専ら育児本を読むことです。
そんな中、日々子育てを頑張るママやパパにおすすめしたいのが
歌人・東直子さんの、「一緒に生きる 親子の風景」
「このエッセイでは、ともすると過剰に心配してしまうことになりがちな子育て中の人の気持ちが少しでも楽になってほしいという願いを込めて書きました。」(本書「あとがき」より)
東直子さん自身の子育ての経験や、私たちが生まれる前の先人が綴った詩や短歌を通して
文学としての親子の風景が見えてくる一冊です。
情報や他人の意見が簡単に見えてしまう昨今、母としての在り方や子どもの未来、
そもそも正解不正解がない事なのに、常に誰かに評価されているような孤独な闘いをしているような
そんな毎日がふわっと軽くなるような、そんな一冊です。
悩んだことも傷ついたこともいつか振り返り、二度と戻らないかけがえのないものになっていく。
一方的に子育てしているわけではなく、子どもの目で見える世界、子どもから教わること、
一緒にいることで広がる世界。
そんなことに想いを馳せながら、もっと自由に子育てしてみようと思えた一冊です。
気になった方はぜひ読んでみてくださいね。
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